アイドル拾っちゃいました
「暁、怒ってるの?」
ねこかヒロミンか宏美か、どれで呼べばいいのか分からない“彼女”が、俺の首に腕を回して抱き着いてきた。
「怒ってないよ。でも……」
「でも、なに?」
「ショックだし、悲しいんだ」
「どうして悲しいの?」
「そんなの解るだろ? 君は俺なんかの手が届く女性じゃないわけで……。俺、出来れば君と、ずっと……一緒にいたかった」
俺は泣きたい気持ちでそう言ったのに、彼女は逆に嬉しそうな顔で俺を見つめた。そして、
「私もよ。嬉しい!」
はしゃいだ声でそう言うと、ギュッと俺に強く抱き着いた。
もしかして、彼女は今の関係を続けるつもりなのだろうか。続けられると、思ってるんだろうか……
ねこかヒロミンか宏美か、どれで呼べばいいのか分からない“彼女”が、俺の首に腕を回して抱き着いてきた。
「怒ってないよ。でも……」
「でも、なに?」
「ショックだし、悲しいんだ」
「どうして悲しいの?」
「そんなの解るだろ? 君は俺なんかの手が届く女性じゃないわけで……。俺、出来れば君と、ずっと……一緒にいたかった」
俺は泣きたい気持ちでそう言ったのに、彼女は逆に嬉しそうな顔で俺を見つめた。そして、
「私もよ。嬉しい!」
はしゃいだ声でそう言うと、ギュッと俺に強く抱き着いた。
もしかして、彼女は今の関係を続けるつもりなのだろうか。続けられると、思ってるんだろうか……