アイドル拾っちゃいました
「川島、俺さ、やっぱり宏美を説得しようと思うんだ。ヒロミンに戻って、またベリーズで頑張れって……」
次の日、会社で俺は川島に決意を打ち明けた。
「そうか。まあ、どっちにしても失踪したままってわけには行かねえしな」
「ああ。明後日の土曜に二人でドライブして、それを最後の思い出にしようと思う」
俺はそう言って、思わず溜め息を漏らしてしまった。宏美がアパートにいなくなり、会う事も出来ないと思うと涙が出そうだ。
「そんなにしょげるなよ。二度と会えないって事もないだろ? 堂々とは付き合えないだろうけど、こっそり会うぐらいは出来ると思うぞ?」
「そんな事、可能なのか?」
「よくわかんねえけど、出来るだろ? 要は世間にバレなきゃいいのさ」
「なるほど、それもそうだな?」
宏美がヒロミンに戻ると、俺は宏美と完全に別れないといけないと思っていたが、そうでもないかもしれない。一筋の光が見えた気がした。
次の日、会社で俺は川島に決意を打ち明けた。
「そうか。まあ、どっちにしても失踪したままってわけには行かねえしな」
「ああ。明後日の土曜に二人でドライブして、それを最後の思い出にしようと思う」
俺はそう言って、思わず溜め息を漏らしてしまった。宏美がアパートにいなくなり、会う事も出来ないと思うと涙が出そうだ。
「そんなにしょげるなよ。二度と会えないって事もないだろ? 堂々とは付き合えないだろうけど、こっそり会うぐらいは出来ると思うぞ?」
「そんな事、可能なのか?」
「よくわかんねえけど、出来るだろ? 要は世間にバレなきゃいいのさ」
「なるほど、それもそうだな?」
宏美がヒロミンに戻ると、俺は宏美と完全に別れないといけないと思っていたが、そうでもないかもしれない。一筋の光が見えた気がした。