アイドル拾っちゃいました
俺に? 何だろう……。そう思って見ていたら、ヤコちゃんは何かのチケットをバッグから取り出し、「これです」と言ってそれを俺に差し出した。
「あっ」
そのチケットには、ヒロミンのアップと、『ヒロミン・カムバックコンサート』の文字が印刷されていた。
「コンサートの、チケット……?」
「はい。ヒロミンから、神谷さんに渡してほしいって頼まれたんです。ぜひ観に来てほしいって……」
宏美が、俺に……。嬉しい。嬉しすぎる!
「2枚あるので、どなたかお友達と来てください」
「うん、そうするよ」
ベリーズのコンサートを一緒に観に行く友達と言えば、もちろん川島だ。あいつなら喜んで行くに違いない。
と考えたところで、俺はハッとある事を思った。そして、
「ヤコちゃん、ちょっとだけ時間をくれないかな?」
早くも立ち上がりかけていたヤコちゃんに、俺はそう聞いてみた。
「あっ」
そのチケットには、ヒロミンのアップと、『ヒロミン・カムバックコンサート』の文字が印刷されていた。
「コンサートの、チケット……?」
「はい。ヒロミンから、神谷さんに渡してほしいって頼まれたんです。ぜひ観に来てほしいって……」
宏美が、俺に……。嬉しい。嬉しすぎる!
「2枚あるので、どなたかお友達と来てください」
「うん、そうするよ」
ベリーズのコンサートを一緒に観に行く友達と言えば、もちろん川島だ。あいつなら喜んで行くに違いない。
と考えたところで、俺はハッとある事を思った。そして、
「ヤコちゃん、ちょっとだけ時間をくれないかな?」
早くも立ち上がりかけていたヤコちゃんに、俺はそう聞いてみた。