アイドル拾っちゃいました
そして人々と俺達の間に入り、
「二人を行かせてあげてください!」
とヤコちゃが叫び、『お願いします!』と他のメンバーも頭を下げてくれた。
さすがに集まった人々はベリーズのメンバーに手を出す事は出来ず、俺と宏美は完璧にガードされた形になった。
「みんな、ありがとう」と宏美が言い、俺達は出口へ向かった。ところが、出口で俺達の前に立ち塞がる女がいた。マネージャーで副社長の五十嵐京子だ。
「あなた、ヒロミンには二度と会わないって約束したわよね?」
五十嵐京子は腕を組み、キッと俺を睨んでいる。
「それはあんたが一方的に言っただけで、俺は同意した覚えはない!」
「生意気な……。捕まえなさい!」
二人の若い男が俺達に近寄り、その一人に俺は腕を掴まれた。たしかこの二人は俺が軟禁された時、俺を引きずるようにして車に乗せたスタッフだ。こいつらに捕まったらもう終わりだ。そう思ったのだが……
「二人を行かせてあげてください!」
とヤコちゃが叫び、『お願いします!』と他のメンバーも頭を下げてくれた。
さすがに集まった人々はベリーズのメンバーに手を出す事は出来ず、俺と宏美は完璧にガードされた形になった。
「みんな、ありがとう」と宏美が言い、俺達は出口へ向かった。ところが、出口で俺達の前に立ち塞がる女がいた。マネージャーで副社長の五十嵐京子だ。
「あなた、ヒロミンには二度と会わないって約束したわよね?」
五十嵐京子は腕を組み、キッと俺を睨んでいる。
「それはあんたが一方的に言っただけで、俺は同意した覚えはない!」
「生意気な……。捕まえなさい!」
二人の若い男が俺達に近寄り、その一人に俺は腕を掴まれた。たしかこの二人は俺が軟禁された時、俺を引きずるようにして車に乗せたスタッフだ。こいつらに捕まったらもう終わりだ。そう思ったのだが……