悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
「ねぇ、灯里。……あの女から、何を言われたの?」
「……玲士……」
玲士の言葉に灯里は目を見開いた。
玲士には、相手が理代だとは言ってなかったはずだ。
なのになぜそれを知っているのか?
「おれとあの女が付き合ってた、とでも言われた?」
「……っ」
「それとも、体を満たす関係だったとでも言われた?」
玲士は唇の端を歪め、笑う。
どこか傷ついたような切ない瞳に灯里の胸がズキッと痛む。
玲士は灯里の顔を真上から見下ろした。
「……いいよ。お前がどう思っても、おれ達の運命は変わらない」
「玲士……」
「おれはお前と結婚する。例えお前が嫌だと言ってもね?」
玲士は言い、灯里のパジャマのボタンに手を掛けた。
ぷちぷちっと弾け飛ぶ勢いで前を開く。
やがて現れた白い胸に玲士は唇を落とした。
「……っ、いやっ」