悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~



と言いかけた灯里だったが。

玲士が突然、ワイシャツのボタンを外し始めたことに気づき灯里は目を剥いた。

均等に筋肉がついた、見た目より厚い胸板に思わず視線が吸い寄せられる。

慌てて目をそらした灯里を、玲士が楽しげに見下ろす。


「なに?」

「……っ」

「洗濯するんでしょ?」


玲士はばさっとワイシャツを脱ぎ、その下に着ていたアンダーウェアも脱ぐ。

灯里はドギマギしながら必死で目をそらしていた。

が、次に続いた玲士の言葉に目を見開いた。


「でもどうせ裸になるなら、裸でしかできないことをしておこうかな」

「……はっ!?」

「心配しないで、灯里。後で着替えるから」


言い、玲士は灯里の唇にキスを落として灯里のパジャマに手をかける。

突然のことに灯里は体を硬直させた。

……というか。

なぜ灯里の服まで脱がされる必要があるのか?


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