悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~



「ちょ、ちょっと、玲士っ!?」

「お前の部屋で、お前のパジャマを脱がす機会なんてそうそうないからね?」

「はあっ!?」


どうやら自分は玲士のスイッチを押してしまったらしい。

あわあわと逃げようとする灯里のパジャマを、玲士の手が手際よく脱がしていく。

やがて肌を覆うひんやりした空気の感触に灯里は身震いした。


「ちょ、ちょっと玲士っ、あたしは勉強が……」

「勉強?」

「来週、ITパスポートの試験なのっ。だからっ……」


叫ぶように言った灯里に玲士はすっとその目を細める。

その実に楽しげな瞳に、灯里はひぃと背を仰け反らせた。


「そう。じゃあおれが教えてあげるよ」

「へっ?」

「おれも高校の時に取ったからね、その資格。だいたいは頭に入ってるよ」


玲士は言いながら灯里の躰に手を伸ばす。

灯里は困惑し、バタバタと手足を動かした。

そんな灯里の躰を、玲士は逃げられないように自分の体の下に組み敷く。


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