悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~




「……っ、ぁあっ……」

「お前ね。喘ぐか答え言うか、どっちかにしたら?」


あんたがそれを言うか!?

と目をむいた灯里の鎖骨に玲士の唇が触れる。

しだいに胸元へと落ちていく唇に灯里はひぃと体を仰け反らせた。


「な、何考えてんの、あんたっ!」

「なにって。おれはお前を抱きたい。お前は勉強がしたい。であればこうするしかないでしょ?」

「知るか――――!!」


もう何がなんだかわからない。

灯里ははぁはぁと肩で息をつきながら恨めしげに玲士を見た。

玲士は心底楽しそうな顔で灯里の額に口づけを落とす。


「さ、次。……システムを移行する場合、一斉移行だとトラブルが発生する可能性は大きい? それとも小さい?」

「……えっ……」

「つぎ間違ったら三問連続不正解だ。そろそろ罰が必要だね」

「はあっ!?」


罰って……

灯里は目をむいた。


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