悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
「……ぁあっ……」
「……力を抜いて、灯里……」
「……っ」
「灯里、ダメだよ、……っ、そんなにっ……」
玲士の瞳が切なげに細められる。
何かを必死に耐えているかのような色を帯びた凄艶な表情に、灯里は受け入れている部分がピクッと震えるのを感じた。
とたん、玲士が灯里の両肩の横に肘をつき、大きく息をつく。
「お前、……っ、おれを溶かすつもり?」
「……っ」
「いけない子だね、お前は?」
熱に狂ったような言葉とともに、体を激しく揺さぶられる。
熱いものが灯里の体の奥を暴き、蹂躙し、深く貫く。
灯里は湧き上がる快感に身を捩らせながら羞恥に顔を赤くした。
玲士に抱かれたあの日から、自分の体は変わってしまった。
愛されることを知り、快楽を知り……。
今は与えられる快楽にただひたすら翻弄されている。
「そんなお前に溺れてるおれは、もっと救いがないのかもしれないけどね?」
「……っ、玲士っ……」