悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~



快楽に身悶える灯里に玲士は口づけを落とした。

口づけは次第に深くなり、灯里の唇が透明な液体で濡れる。

躰を揺さぶられ、灯里は背を仰け反らせた。

動きは次第に激しくなり、熱い濁流に流されていく。

――――気が狂いそうな快楽。


たまらなくなり灯里は玲士の背に縋るように腕を回した。

頭に血が上り、何も考えられない。

灯里は朦朧とした意識の中で叫ぶように言った。


「……玲士っ……」

「……、灯里?」

「あたし、玲士が好き。大好きっ……」

「……っ!」

「あたし、……玲士になら何されたっていい……」


灯里の言葉に玲士は目を見開き、動きを止めた。

喘ぐ灯里を真上から見下ろし、熱に浮かされたような瞳でその形の良い唇を開く。


「……お前、おれの理性を根こそぎ破壊する気?」




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