悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
玲士の瞳が凄艶な色に染まる。
――――灯里を心から渇望する、その瞳。
その瞳が細められ、切なげに伏せられた瞬間。
灯里はこれまでにない衝撃が自分の体を襲うのを感じた。
「……っ!!」
容赦ない力が灯里の体の奥を穿つ。
全てを奪い去るかのような激しさで、敏感な部分を何度も貫かれる。
逃げられない、大きすぎる快楽に、灯里は背筋を仰け反らせた。
「ああっ……や、やめっ……」
「だめだよ。やめない。ストッパーを外したのはお前だよ、責任はとってもらうからね?」
「ぁあ――――っ!!」
灯里の全身に快楽が広がっていく。
ぐたっとした灯里の躰を玲士はぐっと抱き寄せた。
「お前の方がよほど悪魔だよ。おれの全てを搾り取るつもり?」
「っ、玲士っ……」
「いいよ、持っていきなよ。全部あげるよ。……でもね」
玲士は汗に濡れた灯里の髪をかき上げ、囁くように言う。
玲士の額から流れ落ちる汗が灯里の胸に落ちる。
灯里は朦朧とした意識の中で玲士をぼうっと見上げていた。