悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
「おれももう、お前を一生離さない」
「……っ」
「お前の髪から爪の先まで、全ておれのものだよ。わかってると思うけど、逃げても無駄だからね?」
背を仰け反らせる灯里の顔を玲士が覗き込む。
熱情と欲情に染まる美しい瞳が灯里を射る。
――――美しい悪魔。
灯里は吸い寄せられるように玲士の瞳を見つめていた。
「逃げようなんて思えないようにしてあげるよ。……さぁおいで、灯里?」
言葉とともに玲士の腕が灯里の腰を引き寄せる。
容赦ない力が灯里の躰の奥を襲う。
溶けそうな快楽に灯里は絶叫した。
そんな灯里の躰を玲士はさらに強く抱きしめる。
玲士の想い、そして灯里の想い……。
二人の想いが熱に溶け合い、これまでにない快楽が二人の体を包んでいく。
灯里は甘いウッドノートの香りに包まれ、意識を手放した。
――――意識が途切れる瞬間。
愛してる、と玲士の優しい囁きを聞いた気がした……。