悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~




灯里を得てから、玲士は孤独の本当の意味を知った。

灯里といる幸せを知るまでは自分が孤独だとは思わなかった。

けれど知ってしまった今では、灯里を失うことを考えると、その後に訪れる孤独を思うと、絶対に耐えられないと思う。


――――灯里を離したくない。

いつでもどんな時でも、二人で一緒にいたい……。


結婚は、合法的に灯里と一緒に居る唯一の方法だ。

そして灯里を未来永劫、自分の傍に繋ぎとめておく方法でもある。

――――永遠の愛の誓い。

あのクリスマスの夜から、ずっと玲士が望んできたこと。


あの夜、二人の運命は重なった。

あと少しで二人の運命はひとつに溶け合う。


「好きだよ、灯里……」


玲士の囁きに灯里は睫毛を微かに瞬かせる。

ぼんやりしたその表情がとても可愛らしい。

玲士は灯里の睫毛に優しいキスを落とし、そっと髪を撫でた……。



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