悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
玲士の言葉に灯里は目を輝かせた。
……小旅行。
玲士とはまだ旅行に行ったことはない。
「それがいい!」
灯里の言葉に玲士はくすりと笑った。
「了解。場所は?」
「うーん……そうだなあ……」
「特になければおれの方で考えておくけど?」
玲士の言葉に灯里はこくんと頷いた。
旅行に行くのは去年の社員旅行以来だ。
蔵王の温泉に泊まり、玲士と足湯で……。
「……」