悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
「よかった。良く似合うよ」
「うん。ありがとう、玲士」
きらきら輝く瞳で腕時計を見つめる灯里を玲士の瞳が優しく見つめる。
玲士はしばし灯里を見つめた後、シャンパンの瓶に手を伸ばした。
「さぁ、灯里。そろそろ食べようか?」
玲士は灯里と自分のグラスにシャンパンを継ぎ足し、微笑した。
その穏やかで優しい笑顔に胸がトクンと高鳴る。
――――灯里の大好きな笑顔。
灯里はこくりと頷き、シャンパンのグラスに手を伸ばした。