悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~



容赦なく繋がった部分を揺さぶられ、高められる。

――――逃げられない快楽。

灯里は目尻から涙を流しながら叫んだ。


「……やっ、やめっ……ああっ……」

「ねぇ灯里。……お前、中に媚薬でも仕込んでるの?」


玲士は言い、灯里の腰をひときわ強く抱き寄せた。

一番感じる部分に焼印を押され、灯里は意識が白く飛ぶのを感じた。

体が溶けそうな快楽に、何も考えられなくなる……。


灯里は脱力し、シーツに崩れ落ちるように身を横たえた。

そんな灯里を玲士がそっと正面から抱き寄せる。


「……大丈夫? 灯里」

「……」


返事すらできない。

灯里は肩で息をしながらじっと玲士の顔を見上げた。

――――美しい悪魔。

灯里の躰を支配し、高ぶらせ、全てを奪っていく悪魔。

灯里ははぁはぁと息をしながら、玲士の腕をつねった。


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