悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
翌朝。
灯里は腰をさすりながら朝食のテーブルに座っていた。
テーブルの上にはパンやサラダ、スクランブルエッグ、果物などが並んでいる。
灯里はコーヒーを飲みながらはぁと息をついた。
「……」
腰は痛いが前回ほどではない。
少し休めば歩けるだろう。
どうやら玲士も今回は少し手加減してくれたらしい。
さすがに電車で帰るのに歩けないのではまずい。
「灯里、コーヒーのおかわりは?」
「あ……うん、ありがと」
玲士はコーヒーサーバーから灯里のカップにコーヒーを注ぎ、手渡した。
灯里はカップを受け取り、一口飲んだ。
あれから灯里は半分意識が飛んでしまい、よく覚えていない。
毎度のことではあるが。
玲士にしがみつき、身を襲う快楽に身もだえ、叫び……。
……気が付いたら朝だった。