悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 2~
『日本で言うと係長クラスかな。といってもおれの会社の場合は単純にランク名だけどね』
「はぁ」
『仕事はプロジェクト単位で行うから、特定の部下を持つわけでもないよ。まぁ、権限が多少つく分、少し仕事がやりやすくなるかな』
よくはわからないが、どうやら昇進したらしい。
灯里は目を輝かせ、口を開いた。
「すごいね! おめでとう、玲士」
『おめでたいかどうかは何とも言えないけど。でもお前にそう言ってもらえるのが一番嬉しいね』
素直な玲士の言葉に、灯里はドキッとするのを感じた。
玲士の素直な言葉に灯里は弱い。