negai

第1章


和side

いつもの学校。

いつもの風景。

いつもの朝。

だけど、俺には何かが足んねぇ。

いつもいつも、何かが足らない気がして・・・

「あぁ~~~~っ!!イライラするっっ!!」

歩いてる人に変な眼で見られた・・・。

やばい・・・やばい。

気をつけないと・・・!

「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁず!おはよぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ドサッッ!・・・・・・・・重いっ!

「なぁに、すんだよっ!ヒロっ!」

「何って・・・朝のご挨拶?」

「なんで疑問形なんだよっ!」

「まぁまぁ、朝からカリカリしなさんな・・・。」

「お前のせいでカリカリしてるんだろうがっ!」

「ハーイハーイ。カリカリしすぎると、ハゲちゃいますよ~~」

「・・・・・ハゲねぇしっ!」

「ツッコミ遅くねぇか!?」

「・・・・もう俺は行く!」

「じゃぁ俺も行く~~!」

スタスタスタスタ・・・・・・

「ヒロく~~ん!!おはよぉ!」

「おはよっ!今日も元気だねっ!」

キャ~~~~!!

「今日もかっこいいねぇ//」

「すごいよねぇ!王子!」

「この前、雑誌にのってたよ!」

「やっぱ、王子は違うよねぇ//」

スタスタスタスタ・・・・・・

「王子っ!おはようございますっ//」

「おはよ~~!」

スタスタスタスタ・・・・・・

「和~~~待ってよ・・・。歩くのはやい・・・。」

「王子!~~おはよ~~!」

「先輩!おはよ~」

「和~~!待ってよ!おいてかないで!」

「ヒロ・・・俺についてくるなっ!!!」

< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop