negai
第1章
和side
いつもの学校。
いつもの風景。
いつもの朝。
だけど、俺には何かが足んねぇ。
いつもいつも、何かが足らない気がして・・・
「あぁ~~~~っ!!イライラするっっ!!」
歩いてる人に変な眼で見られた・・・。
やばい・・・やばい。
気をつけないと・・・!
「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁず!おはよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ドサッッ!・・・・・・・・重いっ!
「なぁに、すんだよっ!ヒロっ!」
「何って・・・朝のご挨拶?」
「なんで疑問形なんだよっ!」
「まぁまぁ、朝からカリカリしなさんな・・・。」
「お前のせいでカリカリしてるんだろうがっ!」
「ハーイハーイ。カリカリしすぎると、ハゲちゃいますよ~~」
「・・・・・ハゲねぇしっ!」
「ツッコミ遅くねぇか!?」
「・・・・もう俺は行く!」
「じゃぁ俺も行く~~!」
スタスタスタスタ・・・・・・
「ヒロく~~ん!!おはよぉ!」
「おはよっ!今日も元気だねっ!」
キャ~~~~!!
「今日もかっこいいねぇ//」
「すごいよねぇ!王子!」
「この前、雑誌にのってたよ!」
「やっぱ、王子は違うよねぇ//」
スタスタスタスタ・・・・・・
「王子っ!おはようございますっ//」
「おはよ~~!」
スタスタスタスタ・・・・・・
「和~~~待ってよ・・・。歩くのはやい・・・。」
「王子!~~おはよ~~!」
「先輩!おはよ~」
「和~~!待ってよ!おいてかないで!」
「ヒロ・・・俺についてくるなっ!!!」