girl -恋を望む少女たち-
「じゃあ私、その人のところ行ってくる。きっぱりあきらめるよ。」
「そっか。あきらめるって言うとなんか悲しいからな・・・興味なくなった!とか思っといたほうがいいよ。」
「そうかもね!じゃーね、お大事に☆」
座っていた椅子から立って、保健室から出ていく実和。
ドアを閉める直前に笑顔。
俺も笑顔で返す。

そうか・・・あきらめる・・・か・・・・。
その手もあるか・・・。


(○Д○)〔ダメよ!あきらめちゃっ!〕
俺の頭の中の天使が叫ぶ。
(●皿●)〔未来と栄太のためにあきらめて、女遊びまた始めればいいだろ!〕
俺の頭の中の悪魔が言う。

「うわー、どうしよ俺。」
< 51 / 75 >

この作品をシェア

pagetop