girl -恋を望む少女たち-
「あ・・・あの、俺と付き合ってくれないかな・・・。」
学校の中庭。
有名な学校の告白スポットで告白される私。
「無理です。」
そして即答する私。
「そ・・・そっか。わかった。」
いつものこと。
悲しい顔をされるのは慣れてる。
そして近くの木で見守る私の親友。
「ちょっと姫、今週2回目じゃん!告白。すごーい。」
親友の、田中 美優。
「すごくない!!!あの気持ち悪い男子と喋らないといけないんだから!!!」
「気持ち悪いって・・・姫・・・まぁ・・・しょうがないか。」
「男なんて大嫌い。」
そういって中庭から去っていく私。
私、谷口 姫が男嫌いな理由。
それは遠い昔のころのお話し。