ｇｉｒｌ －恋を望む少女たち－

「わかった・・・って言ってもなー・・・。」
今は俺の部屋のベッドの上。
悩ませていたのは、俺が原因・・・だと思うと・・・。
だけど未来に恋愛感情はない・・・。
「あー。」
ベッドの上でジタバタ。
－そういえば、幸太の気になる子って誰なんだ？
まったく思いつかない。
「まぁ・・・幸太はもうあきらめたんだよな・・・。」
俺のせいで・・・あきらめたっていってもいいよな。
ごめんな、幸太。
頭の中で同じ思いがグルグル回る。

そして部屋をでる。



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「はぁ・・・言った・・・言っちゃった・・・。」
未来の気持ち。
俺の気持ち。
栄太にすべて言った。

－他に気になる奴がいる。

これは実和のこと。
あの保健室以来会ってないけど、心に残っている。
「栄太・・・大丈夫かな・・・言い過ぎたか・・・。」
普段喧嘩なんてしない俺らには、限度がわからない。
初めて言いあいもした。

「栄太・・・がんばれ。」