写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「愛歌、これ言うのやめようと思うんだけど愛歌、新しい恋したらどうかな? うちの知ってる人で愛歌の事、好きな人居るんよ。そいつ、いい人やしどうや?」
亜由は、私が元気ない事を気にかけてる。
私を好きな人が?
でも、私は康太の事が好きで……
「ごめん。私、康太しか好きになれないんだ」
「そっか。余計な事、言ってごめんな」
余計な事?
亜由は、私を気にかけて言ってくれたのに……
亜由が悪いんじゃなくて私が悪いのに……
「亜由は、悪くないよ。悪いのは、私だから」
「愛歌……今日は、3人やけ食いしようや。うちらも付き合うし」
「えっ、でも……」
「いいんや。な、詩織」
「うん、いいよ。愛歌、私達お金ちゃんとあるし」
「よっしゃー。ほら、愛歌もどんどん注文してや」
「ありがとう。今度、私おごるね」
「今度は、愛歌におごってもらうわ」
「うん」
詩織と亜由は、優しいね。
私は、ケーキをいっぱい食べた。
―1時間後
「うち、もう無理」
「私ももう無理」
「私もお腹いっぱいで無理」
3人は、全部で10個も食べた。
「うちら、絶対太るな。うち、晩御飯はこれにするわ」
「「私も」」
「じゃあ、会計行くで」
「全部で6000円になります」
店員さんが言った。
えっ、6000円?
高っ……
いいのかな?
2人を見たら財布からお金を出していた。