写真嫌いと男嫌いの私がモデル?

「皆さんの事は、聞いてましたよ。じゃあ、部屋の案内しますね」

女将さんは、そう言って部屋を案内してくれた。

「ここが貴方達の部屋です。男子は、左で女子は、右ですから。トイレとかは、あっちにありますから。では、ごゆっくり」

女将さんは、そう言って部屋から出て行った。

この部屋、結構広くて綺麗だな。

「ここで2ヶ月泊まるなんて楽しみ~!!」

香織は、そう言った。

「私も楽しみ~!!」

私は、本当に楽しみだった。

「ねぇ、隣に行って見ようか?」

香織の提案で隣の部屋に行く事にした。

「勇輝君、来たよ。どう、この部屋は?」

香織が勇輝に聞いてる。

「結構、広いしいいよな」

勇輝は、言った。

「皆、さっそくだけど撮影始めるから旅館から出て来て」

えっ、もう撮影するの?

私は、もう一度台本を見て台詞を確認した。

よしっ。

これでいいよね?

私は、旅館から出た。

「じゃあ、皆さん。今から撮影を始めます。準備は、いいですか?」

「はい」

皆、言った。

「アクション1、スタート」

いよいよ。

始まる。

緊張する。

「まずは、優音とぶつかるシーン。AIKAちゃん、勇輝君頼むよ」

「「はい」」

ドン―

私は、その通り演じた。
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