写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「愛歌、香織、咲。もうそろそろ旅館から出るよ」
高岡さんが言った。
「はい」
私は、荷物を持った。
部屋から出て女将さんにお礼を言った。
「2ヶ月間、ありがとうございました」
「いえいえ。また、来てね」
「はい」
皆、一斉に言った。
「本当にお世話になりました。じゃあ、皆行こうか」
高岡さんが言った。
皆、車に乗った。
でも、家に着いたらお母さんにいろいろ聞かれるだろうな。
私、記事とかいっぱい載ってたし……
お母さんや詩織や亜由にも皆に心配かけたな。
謝らないと。
詩織や亜由にも怒られるよね?
電話もしなかったから……
忙しくて……
「皆、この2が月間どうだった?」
高岡さんが皆に聞いた。
「楽しかった~」
「私も」
「まぁ、愛歌が迷惑かけて大変だったけどな」
勇輝が言った。
「そうだけどって勇輝、ひどい」
私は、言った。
車の中で皆、いろいろ話した。
あっという間に事務所に着いた。