写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
キー
ドアの音が甲高く聞こえた。
えっ……?
私は、その人を見て一瞬で体が固まった。
その人とは、詩織と亜由だった。
「詩織、亜由。どうしたの?」
2人に私は、聞いて見た。
「何? 今の」
真剣な顔して詩織は、言った。
「何? ってプロデスごっこだよ」
私は、嘘を付いた。
でも、詩織と亜由にはすぐに嘘だとバレた。
「何で嘘付くの? 私達、ずっと見てたんだから。それでビックリして助けれなかったけど、どうして私達に言ってくれなかったの?」
「そうや。うちらに言ってくればよかったのに」
詩織と亜由が言った。
やっぱり詩織と亜由には、分かったんだ。
私は、しばらく黙り込んだ。
また、詩織と亜由に心配かけた。
私ってダメだな……
「愛歌、また心配かけたらいけないとか迷惑かけたらいけにとか思ってるんでしょ?
私達、親友なんだから何でも言ってよ……」
「そうや。うちだって詩織見たいにしっかりしてないかもしれんけど、相談ぐらいなら乗れるんやから」
詩織……亜由……
「うん……言うね」
私は、重い口を動かした。
全て詩織と亜由に打ち明けた。