写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「お前、早く着替えろよ」
康太は、そう言って部屋から出て行った。
私は、急いで着替えた。
「愛歌、今日も一段と遅いね」
下に降りたらお母さんが言った。
私は、何も言わずに椅子に腰がけて朝食を食べる。
「愛歌、もう間に合わないぞ」
康太が急かすように言った。
「何でもっと早く起こしてくれなかったの?」
私は、言った。
「お前が起きないからだろ」
私は、急いで食べた。
食器を交わしてローファを履いた。
「今日もあの作戦で行くか」
「うん」
あの作戦って言うのは、校門を飛び降りる事。
まぁ、うまく行くかな?
あの先生、うるさいし……
「よしっ、走るぞ」
「ねぇ、その前に1つ聞いていい?」
私は、康太に言った。
「何だ?」
「康太って彼女居るの?」
私は、ストレートに聞いて見た。
「お前、わりとストレートだな。最近、そう言う事ばかり聞いてくるけど気になるの?」
康太が聞いて来た。
私は、顔が赤くなった。
もしかして私の気持ちにバレてる?