写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「じゃあ、そろそろ学校行くか」
「うん」
私と康太は、そう言って学校に向かった。
先生に怒られると覚悟しながらも。
学校に着いたらやっぱり怒られた。
詩織と亜由に行ったら喜んでた。
亜由は、康太に「泣かせたらあかんで」って言った。
康太は、「泣かせるわけないし」と言った。
私は、その言葉に安心した。
放課後―
「愛歌、帰ろうぜ」
康太が言った。
「うん」
ピッピッピッピッ……
ケータイが鳴った。
「康太、ちょっと出てもいい?」
「おう」
私は、ケータイに出た。
「もしもし」
「愛歌、今日仕事あるから事務所に寄ってくれる?」
「はい」
「じゃあ、待ってるね」
私は、ケータイを切った。
「康太、ごめん……今日、仕事あるんだ」
私は、康太に手を合わせて言った。
「しょうがねぇな。途中まで帰ろうぜ」
「うん」
私は、康太と事務所まで一緒に帰った。
「じゃあ、頑張れよ」
「うん」
私は、康太に手を振って事務所に入った。