写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「あっ、出たんだ。早いね。私も風呂入って来ようかな?」
私は、そう言って椅子から立ち上がった。
「愛歌、考え事してただろ?」
拓哉に聞かれた。
「うん、ちょっとね……」
私は、言った。
「俺が迷惑だと思ってたら不安とか考えてるんじゃねぇ? 俺は、全然迷惑じゃないし、だいち迷惑だったら普通言わねぇだろ?」
拓哉が言った。
私が考えてる事分かったんだ。
でも、本当にそうなのかな?
「うん……でも、拓哉は私が家出した事どう思ってるの?」
私は、拓哉に聞いて見た。
「取りあえず、座ろうぜ」
「うん……」
私と拓哉は、椅子に腰がけた。
「さっそくなんだけど、俺は別に愛歌が家出しても何も思わねぇよ。愛歌が戻りたいよ思えば帰ればいいんじゃないか? 俺は、そう思うけど……だから愛歌が気がすむまでここに居ればいいからな」
拓哉が言った。
「拓哉って優しいね」
私が言うと拓哉は、「別に優しくねぇよ。思ってる事、言っただけ出し」と顔を背けて言った。
本当は、照れてるくせに……
私は、そう思った。
「じゃあ、俺明日早いし寝るな。愛歌も寝るときは、電気消せよ」
拓哉は、そう言って自分の部屋に行った。
私も電気を消してベットに寝転んで寝た。
次の日―
「んー」
私は、起きた。
すると拓哉は、居なかった。
あれ?どこに行ったんだろう?
私は、家の中を見渡した。
机の上に紙切れ見たいのが置いてあった。