写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「そうだよな。じゃあ、早く交換しろよ。勇輝」
「何で俺がこの女と」
「あっ、今私の事この女って言った」
「それが何か?」
「何かじゃないでしょ」
私は、勇輝と言い合いしてた。
「分かった。愛歌、どうする?」
「早く交換しなよ」
詩織は、私に押し付けてくる。
「じゃあ……」
私と勇輝は、ケータイの番号を交換した。
「ヤッタ。作戦、成功」
詩織が大きな声を出した。
えっ、作戦?
まさか私と勇輝を仲良くさせるために連れて来たの?
「作戦って?」
勇輝が言った。
「それは、勇輝と愛歌ちゃんには教えられない」
「何だよ。言えよ」
「別にたいした事じゃないから気にするな」
「気にするって」
勇輝と光輝君は、言い合ってる。
「まあ、お二人さん。歌おう」
詩織がまとめた。
詩織と光輝君は、歌いまくってた。
1時間後―
「じゃあ、そろそろ帰りますか」
私達は、会計を済ましてカラオケボックスを出た。
「じゃあ、私達はこっちだから。光輝と勇輝君、じゃあーね」
「おう」
私は、詩織と一緒に帰った。