写真嫌いと男嫌いの私がモデル?

「詩織ったらまた、笑って……」

私は、言った。

「だって面白いんだもん。それより、愛歌来週の日曜日モデル対決するんでしょ?」

詩織が言った。

「何で知ってるの?」

私は、詩織に聞いた。

「新聞に載ってたよ。私は、もちろん愛歌に投票するから頑張ってね。勝ったら私がカラオケおごってあげるよ」

詩織が言った。

「詩織、ありがとう。私、頑張るね」

私は、言った。

「篠塚、俺と同じこと考えてるな。俺も愛歌が勝ったらどこかでおごってやるんだ」

康太が言った。

「何や。うちが居らん間に盛り上がってるな。うちももちろん愛歌に投票するで。頑張ってな。もし、愛歌が勝ったら3人でカラオケ行こうで。もちろん、うちと詩織におごりや」

亜由が話に割り込んで来た。

「うん。3人で行こう」

詩織が言った。

「賛成」

私は、言った。

「じゃあ、女同士仲良く話して下さい。俺も男友達の所に行くし」

康太は、そう言って友達の所に行った。

「小野君も気きくな」

亜由が言った。

「だね」

詩織が言った。

「よしっ、女同士でいっぱい話そうや」

詩織と亜由といっぱい話した。

当日―

いよいよモデル対決が始まる。

私は、事務所に行った。

緊張する……

服、これでよかったかな?

私は、服を見た。

「愛歌、いよいよ始まるね。頑張ってね」

高岡さんが言った。
< 234 / 285 >

この作品をシェア

pagetop