写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「詩織ったらまた、笑って……」
私は、言った。
「だって面白いんだもん。それより、愛歌来週の日曜日モデル対決するんでしょ?」
詩織が言った。
「何で知ってるの?」
私は、詩織に聞いた。
「新聞に載ってたよ。私は、もちろん愛歌に投票するから頑張ってね。勝ったら私がカラオケおごってあげるよ」
詩織が言った。
「詩織、ありがとう。私、頑張るね」
私は、言った。
「篠塚、俺と同じこと考えてるな。俺も愛歌が勝ったらどこかでおごってやるんだ」
康太が言った。
「何や。うちが居らん間に盛り上がってるな。うちももちろん愛歌に投票するで。頑張ってな。もし、愛歌が勝ったら3人でカラオケ行こうで。もちろん、うちと詩織におごりや」
亜由が話に割り込んで来た。
「うん。3人で行こう」
詩織が言った。
「賛成」
私は、言った。
「じゃあ、女同士仲良く話して下さい。俺も男友達の所に行くし」
康太は、そう言って友達の所に行った。
「小野君も気きくな」
亜由が言った。
「だね」
詩織が言った。
「よしっ、女同士でいっぱい話そうや」
詩織と亜由といっぱい話した。
当日―
いよいよモデル対決が始まる。
私は、事務所に行った。
緊張する……
服、これでよかったかな?
私は、服を見た。
「愛歌、いよいよ始まるね。頑張ってね」
高岡さんが言った。