写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「ありがとうございます」
私は、桜井さんにお礼を言った。
「じゃあ、頑張ってね」
「はい。じゃあ、失礼しました」
私は、そう言ってメイクルームから出た。
「愛歌、綺麗よ。よくそのワンピースが似合ってる」
高岡さんが言った。
「そんな事ないですよ」
私は、照れながら言った。
皆が私の方を見て来た。
何かな?
私、何か付いてる?
私は、鏡を出して顔を見た。
あれ? 何も付いてない。
じゃあ、服かな?
私は、服を見渡した。
でも、何も付いてなかった。
「愛歌、面白。皆、愛歌を見てるのは愛歌が綺麗だからよ」
高岡さんが言った。
えっ、私が綺麗?
どこが?
「AIKAちゃん。綺麗だよ前のと比べてみると、AIKAちゃん前より綺麗になったね。もしかして恋してるのかなー?」
プロデューサーの人が言った。
「恋は、してます。だけど、私変っていますか? 私は、別に変ってないと思うんですけど・・・・・・」
私は、言った。
「変ったよ。AIKAちゃんは、気づいてないけどね。これから生放送あるから頑張ってね」
「はい」
「愛歌、スタジオ行くよ」
私は、スタジオに行った。
いっぱい記者の人が居た。
私と由紀ちゃんが出たらいっぱい写真を撮られた。