写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「砂時計って人気だし、大丈夫かな?」
私がそう言うと康太は、「そうだと思ってもう2枚先に取って来た」と言ってチケットを2枚見せて来た。
「さすが。康太」
私は、言った。
「まぁな」
康太が言った。
映画館に着いたら人が多かった。
「愛歌、何か飲み物とか居る?」
康太が私に聞いて来た。
「えっ、いい。康太は?」
私がそう言うと康太は、「じゃあ、俺もいい」と言った。
私と康太は、シアター6に入って番号に書かれてある席に腰を下ろした。
「康太、始まるね」
「おお」
映画の砂時計が始まった。
私は、切なくて何度も泣けた。
周りを見れば皆、泣いていた。
康太の方を見ると康太も泣いていた。
えっ、康太も感動してるの?
映画が終わって映画館から出て私は、康太に聞いた。
「康太、砂時計どうだった? 私は、感動したよ」
「俺も感動した。お互い好き同士なのにすれ違ってて何か前の俺達見たいだったな」
康太が言った。
「うん、そうだね」
確かに前の私と康太見たいだった。
「この後、どうする?」
康太が私に聞いて来た。
「お腹すいたし、昼ご飯食べようよ」
私は、言った。
「ああ、そうだな。じゃあ、ジョイフルでいいか」
「うん」
私と康太は、ジョイフルに入った。
「いらっさいませ。2名様でよろしいでしょうか?」
店員さんが言った。