写真嫌いと男嫌いの私がモデル?

「砂時計って人気だし、大丈夫かな?」

私がそう言うと康太は、「そうだと思ってもう2枚先に取って来た」と言ってチケットを2枚見せて来た。

「さすが。康太」

私は、言った。

「まぁな」

康太が言った。

映画館に着いたら人が多かった。

「愛歌、何か飲み物とか居る?」

康太が私に聞いて来た。

「えっ、いい。康太は?」

私がそう言うと康太は、「じゃあ、俺もいい」と言った。

私と康太は、シアター6に入って番号に書かれてある席に腰を下ろした。

「康太、始まるね」

「おお」

映画の砂時計が始まった。

私は、切なくて何度も泣けた。

周りを見れば皆、泣いていた。

康太の方を見ると康太も泣いていた。

えっ、康太も感動してるの?

映画が終わって映画館から出て私は、康太に聞いた。

「康太、砂時計どうだった? 私は、感動したよ」

「俺も感動した。お互い好き同士なのにすれ違ってて何か前の俺達見たいだったな」

康太が言った。

「うん、そうだね」

確かに前の私と康太見たいだった。

「この後、どうする?」

康太が私に聞いて来た。

「お腹すいたし、昼ご飯食べようよ」

私は、言った。

「ああ、そうだな。じゃあ、ジョイフルでいいか」

「うん」

私と康太は、ジョイフルに入った。

「いらっさいませ。2名様でよろしいでしょうか?」

店員さんが言った。

< 259 / 285 >

この作品をシェア

pagetop