写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「ああ、せっかくの計画がだいなしだな。もちろん制服じゃないよ。
裸でね」
えっ……裸?
そんなの嫌……
何とかしてここから早く出ないと……
私は、逃げようとした。
「駄目だよ。逃げちゃ」
おじさんは、私の手を掴んだ。
嫌……
私は、おじさんの手を振り払おうとした。
でも、おじさんの力は強くてそのまま押し倒された。
「君、言う事聞かないとただじゃ済まないよ」
私は、仕方なくおじさんの言う事を聞いた。
私は、無理やりおじさんに制服を脱がされた。
そして何枚も写真を撮られた。
カシャ―
私は、何度もその音を聞くたび嫌だった。
おじさんのにやにやした顔も。
私は、14歳でおじさんに犯された。
それから私は、カメラの音を聞くたびにいちいち疑ってた。
男の人もちょっと触れただけで体がピクっとなった。
それで私は、二度と写真を撮ることなかった。
男の人とも誰とも付き合わない。
そう思った。
「愛歌……」
「あっ!!ごめん。ちょっと考え事してて」
「ごめん。私、愛歌に何があったか知らないけど聞かない方がよかったよね」
「ううん。詩織は、悪くないよ」
「何かあったら言ってよ」
「えっ……?」
「だって私達親友でしょ?」
「詩織ぃぃ」
私は、泣きながら詩織に飛びついた。
「よしよし。愛歌は、泣き虫だね」
私には、詩織や康太やお母さんがいる。
そう思ったら元気が出てきた。