写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「AIKAちゃん、こちらはAIKAちゃんのメイクを担当する桜井さんよ。AIKAちゃん、挨拶して」
「はい。初めまして!AIKAです。宜しくお願いします!」
私は、桜井さんに言った。
「AIKAちゃんね。こちらこそ宜しくね!じゃあ、そこに座ってくれるかな?」
「はい」
「じゃあ、私は出てるね。メイクが終ったら出てきてね」
「はい」
高岡さんは、出て行った。
私は、椅子に座った。
「じゃあ、ちょっとアイシャドウをつけるから目閉じてね」
「はい」
私は、目を閉じた。
「はい。出来たわよ」
えっ、早い。もう出来たの?
私は、目を開けて鏡で見てみた。
うわっ。さすがスタイリストさんだからメイクするの上手だな~。
「えっ。これ私ですか?」
「そうよ。ちょっとアイシャドウつけただけで大人っぽくなれるのよ」
「そうですか」
「じゃあ、次はマスカラとかするからね」
「はい」
桜井さんは、すばやくリップやマスカラとかしてくれた。
「じゃあ、最後に髪をちょっとカールにするね」
「はい」
「はい。出来たわよ」
えっ。これって私?
すごい。綺麗に出来てる。
「驚いた? AIKAちゃん、じゃあ撮影頑張ってね!」
「はい。ありがとうございました」
私は、そう言ってメイクルームから出た。