写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
家に着いたらお母さんに行った。
「ちょっと康太の家に行ってくるね」
「分かった。なるべく早く帰って来てね」
「うん」
私は、康太の家に行った。
ピンポーン♪
私は、インタンホンを押した。
「あっ、愛歌ちゃんね。康太なら2階の自分の部屋にいるから上がって」
「おじゃまします」
私は、そう言って家に上がった。
よかった。
康太が居て。
これで康太と話せる。
ガチャッ
私は、部屋のドアを開けた。
「何だよ」
やっぱり冷たい……
「ねえ、康太。私、話があるんだけど……」
重い空気の中、私は康太に言った。
「俺は、話なんかねぇよ」
そう言って康太は背を向ける。
「お願いだから話を聞いて」
「……」
康太は、無言になった。
私は、康太に抱きついて言った。
「なっ」
康太は、照れてた。
「私、康太に何かした? したなら言って」
「別に愛歌は、何もしてないよ。ただ……」
「ただ?」
私は、康太に聞いて見た。
「ただお前にあの時言われた言葉がショックだけだっただけだよ」
康太は、言った。