写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
数分後、康太が戻って来た。
「いいって。じゃあ、それまでゲームしとくか」
「うん」
私は、康太とゲームして遊んでた。
康太は、サッカーが好きだからサッカーのゲームだった。
私と康太は、勝負した。
でも、私はあっけなく負けた。
だってサッカーとか苦手だもん。
「愛歌、あいからわず変らねぇな」
「康太が上手すぎなんでしょ」
「愛歌は、昔からゲームとか下手だったよな」
「そうだっけ?」
「前もよくしただろ? お前、覚えてないの?」
「うん」
私は、何故か小さい時の記録がなかった。
あんまり記憶力悪いしな……
「まあ、それはいいや。そろそろ出来るんじゃねぇ?」
「うん。そうだね」
「愛歌ちゃん、康太。ご飯出来たわよ」
おばさんの声が部屋に響いた。
「ホラな。じゃあ、降りるぞ」
私と康太は、下に降りた。
「あのおばさん、本当にご飯までいいんですか?」
「いいのよ。おばさんち、男しか居ないから詰んないのよ」
「そうですか。じゃあ、お言葉に甘えて」
私は、康太の隣に座った。
大きいお皿に唐揚げがいっぱいあってサラダとかもあった。
うわっ。おいしそう……
「おお。おいしそうだな。愛歌ちゃん、久しぶりだね」
康太のお父さんが帰ってきた。
「あっ、はい。おじゃましています」
「じゃあ、食べましょう」
おばさんが言った。