写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
時間を見たらもう5時を過ぎていた。
そう言えば、詩織受かったのかな?
もう、オーディション終ったよね。
詩織から電話がない。
どうしたのかな?
ピッピッピッピッ……
ケータイが鳴った。
高岡さんからかな?
画面を見ると詩織からだった。
あっ!!詩織だ。
「あっ、詩織? オーディション、どうだった?」
私は、詩織に聞いて見た。
詩織は、何も言わない。
どうしたんだろう?
「詩織?」
私は、呼んで見た。
「愛歌……私、オーディションに落ちちゃった……」
えっ、オーディションに落ちた?
詩織が?
何で?
絶対受かると思ってたのに……
「詩織、それ本当?」
「うん……」
泣き声が聞こえた。
もしかして詩織、泣いてるの?
「詩織、今どこに居る?」
「愛歌のすぐ近くにある公園……」
「分かった。すぐ行くからそこ動かないで」
私は、すぐ家を出て公園に行った。
公園に着いたらベンチに座って泣いてる詩織が居た。
「詩織?」
私は、声をかけて見た。