写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
「私、浜崎あゆみの歌がいい」
詩織は、浜崎あゆみの歌が好きらしい。
私は、あんまり浜崎あゆみは好きじゃないけど今日は、いいかと思った。
「うん。いいよ」
浜崎あゆみのDeastを歌った。
―1時間後
あっと言う間に終った。
会計を済ましてカラオケボックスから出た。
「愛歌、本当にありがとう」
「詩織、お礼言うのなしだよ。それより、楽しかったね」
「うん」
「また、来ようね」
「うん。私、正直言うと愛歌の事が羨ましかった」
詩織が私を羨ましい?
何で?
「私のどこが?」
「単純な所とかモデルにスカウトされた所とか全部」
「ありがとう。私も詩織が羨ましいと思ってるよ」
「私達、お互い褒めあってるね。じゃあ、私こっちだから。また、学校でね」
「うん」
詩織が元気になって本当によかった。
―1週間後
今日は、学校は休み。
何、しようかな?
ピッピッピッピッ……
ケータイが鳴った。
あっ!!高岡さんからだ。
仕事かな?
「もしもし」
私は、ケータイに出た。
「もしもし。高岡だけど、今から事務所に来れる? 仕事とかもあるから」
「はい」
「じゃあ、待ってるね」
高岡さんは、そう言って切った。
久しぶりの仕事。
楽しみだな~。