写真嫌いと男嫌いの私がモデル?

「おい。みんな、前向け。授業、始めるぞ」

みんなは、前を向いた。

何だったんだろう? いったい。

キンコーンカンコーン……

「ねえ。これって藍沢さんだよね?」

ピチピッチと言う雑誌を見せて来て山田さんが言って来た。

「うん」

「藍沢さん、モデルとかしてすごいねぇ~。ねぇ、私と友達にならない? 私もピチピッチの雑誌とか興味あるし、モデルの仕事も興味あるんだ」

「うん。いいよ」

「じゃあ、愛歌って呼んでいい?」

「うん。いいよ。山田さんも亜由って呼んでいい?」

「もちろん。いいよ。これから宜しくね!じゃあ、もうそろそろ授業始まるから戻るね」

山田さんは、そう言って席に着いた。

友達が出来た。

ヤッター。

亜由も雑誌とかモデルに興味あるんだ。

よかった。

趣味の合う友達がまた出来て。

「ねぇ、愛歌。さっき、山田さんと話してたけど仲いいの?」

「気が合って友達になったんだよ」

「よかったね」

詩織は、そう言って帰った。

どうしたんだろう?

「ねぇ、愛歌。今日、一緒に帰らない?」

「うん」

「じゃあ、帰りすぐ近くのクレープ屋があるんだ。そこの人、イケメンで有名なんだよ」

「へえー。そうなんだ」

私は、帰りに亜由と一緒に帰る事にした。




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