写真嫌いと男嫌いの私がモデル?
クレープかあ。
おいしそうだな~。
「あっ!!あそこだよ」
亜由が向こうの方を指で指した。
うわっ。
人、多い~。
確かにちょっとイケメンかもしれない。
女の人が多い。
でも、何か軽そうで嫌だな~。
「私、あの人好きなんだ。だからケータイ番号とか聞いて見る。愛歌も聞こうよ~」
亜由は、私を引っ張ってクレープ屋の所に行った。
「私は、いいよ」
「何言ってるの? イケメンなんだから聞かないと損するよ」
亜由ってイケメン好きなんだ。
「愛歌、何にする? 私は、ストロベリィのにする」
「私もストロベリィにしようかな」
「分かった。すいませーん。ストロベリィのクレープ2つ下さい」
亜由が大きな声で言った。
「はい。ストロベリィのクレープ2つのお待ちの方。380円になります」
私と亜由は、会計を済ました。
「ありがとね」
店員さんは、笑顔で言った。
私は、クレープを食べていた。
このクレープ、今まで食べた中でおいしい♪
私は、黙々と食べていた。
「カッコイイ」
亜由の目は、輝いてた。
「亜由、そう言えばケータイ番号聞くとか言ってたけど……」
「あっ!!聞くの忘れてた。またでいっか。それより、このクレープ本当においしいよね」
「うん。おいしいよね」
「また、行こうね」
「うん」
亜由と居ると楽しいな~。