写真嫌いと男嫌いの私がモデル?

「さては、居るのかな?」

「内緒です」

私は。笑顔でそう言った。

「残念。じゃあ、最後に一言どうぞ」

「もうすぐバレンタインデーで勇気を出して告白する人も居ると思います。勇気を出して相手にぶつけて見て下さい。相手に気持ちが伝わると思います。後、私の事応援してくれてる人ありがとうございます。これからも頑張っていくので見ていて下さい」

私は、素直に言った。

「AIKAちゃん、いい記事書けそうだよ。素直でよかったよ。お疲れ様」

「お疲れ様でした」

「愛歌、すごいよかったよ」

高岡さんが言った。

今思ったけど、呼び捨てになってる。

私は、思わず笑ってしまった。

「どうしたの? 愛歌」

「だって急に呼び捨てになってたから」

「ごめんね。でも、この方がいいと思って」

「いいですよ。むしろ高岡さんがお姉さん見たいで嬉しいです」

私は、照れくさそうに笑った。

「愛歌、いい子だね。今日は、これで撮影終わるけど今度は、ビックな仕事
撮ってくるから待っててね」

「はい。じゃあ、お先に失礼します」

私は、事務所から出た。

「愛歌、SALAのCMさっきかかってたけどよかったわよ。今日は、仕事何々あったの?

帰って来たらお母さんが言った。

「チョコのCMとピチピッチのファッション雑誌とインタビューだよ」

「チョコのCM、楽しみねぇ。いつかかるの?」

「多分、バレンタインデーンの時に」

「そう? 楽しみにしとくね」

「うん」

やっぱり誰かが喜んでくれるのが嬉しい。
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