空にアセ、土にナミダ。
ルーズリーフの余白部分に、真面目人間らしからぬラクガキがかかれていた。
棒人間が走っている。
『走るのたのすぃー!スッキリー!byケイ』
おい。
吹き出しにかかれた俺のセリフ。
いや、俺んなこと言った事ねぇけどな?
てかこれが俺か、この棒人間がか。
「うける」
普段なら人前でにやけるなんて、恥ずかしすぎてできないが、、、今回は我慢できないほどおかしく感じる。
ルーズリーフをペラペラとなびかせながら、俺はひたすら口角を下げるのに必死だった。