だってキミが好きだった
しかも瑞希、確か今まで付き合ってた人いなかったんだよね?
つまりその人が初彼ってことだよね?
ちょ、え。
だ、大丈夫なの……?
「まぁうん、早いねー。でも幸せー!」
「そ、そっか」
良いのかな?これ。
いやまぁ良いよね。早さなんて個人差あるし。
そういえば私と彼はどうだったっけ?
……まぁ少なくとも瑞希達よりは早くない。
「……出会いは?」
「ん?…えーっと、まぁ…サイトで…」
「ほぅ。で、どっちから告白したの?」
「うーん、告白したって言うか私が悠に…あ、彼氏ね。悠に言わされた、みたいな」
「なるほど」
「うん、それでね―……」
それから瑞希はきゃっきゃと悠って人のことを話し出す。
彼氏はイケメンらしく。
とっても意地悪で、だけど優しいらしい。
最初はメールとかだけだったらしいけど、そこから性格に惹かれてまぁ写真見て一目惚れ。
乙女だなー。
「でもねぇ、悠今までの彼女と長続きしてないんだって。だから私とは長続きしたいらしいんだー」
へぇ、そうなんだ。
……って、はい?