先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
「ごめ~~ん、先生。
タイムリミットだよ~~」
ゼッタイ表情に出さないよう、
にっこりとしてドアを指差す。
ふっと先生が笑って、
立ち上がった。
「じゃあな、ユリ。
俺はもう明日からここに来ないけど、
寂しくなったらいつでも来いよ、
ガッコウ。」
もうこない、とか
気になる事を言ってるけど、
先生が笑ってるのが悔しくて、
ふん、っと私はそっぽを向いた。
その間に
先生はお母さんにあいさつし、
お母さんは先に立って、階段を下りていく。