先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】



「ごめ~~ん、先生。
タイムリミットだよ~~」

ゼッタイ表情に出さないよう、
にっこりとしてドアを指差す。


ふっと先生が笑って、
立ち上がった。


「じゃあな、ユリ。
俺はもう明日からここに来ないけど、

寂しくなったらいつでも来いよ、

ガッコウ。」


もうこない、とか
気になる事を言ってるけど、


先生が笑ってるのが悔しくて、

ふん、っと私はそっぽを向いた。



その間に
先生はお母さんにあいさつし、


お母さんは先に立って、階段を下りていく。

< 102 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop