先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
・・・まかせてよ、先生。
ついつい目を輝かせてうなずくと、
先生は満足そうな笑みを浮かべて
背を向ける。
パタンとドアが閉じられた時には、
あたえられた『秘密』に頭がいっぱいで、
先生に腹を立ててた事なんか
すっかり忘れさっていた。
・・・どころか、
ゴキゲンな私は
いつも通り部屋の窓を開けて、
玄関から出てく先生の姿を
手を振って見送った。
その背中を、
思う存分ののしってやるんだった。
と今になって思うのは、
これを逃すと
そんな機会はもう、
なかったからだ。
それにしたって
腹いせなんて、
おとなげないにも
ほどがあるよ、先生・・・!!
【最後通告。】了