先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】


まいにちまいにち
バリゾウゴンを吹き込まれたら、

さすがに誰だって気がめいる。


それでも聞き続けた甲斐があって、


一件のメッセージから

少しだけ、この状況が読めてきた。


『てめーなんか、
先生につりあわねんだよ!

ガチャンッ』



嫉妬。




私はのろのろと起き上がって、

電話機の所へとはって行く。



そろそろお母さんが帰ってくる時間だ。



まかり間違って
こんなのをお母さんに聞かれて、

「いじめで不登校」なんて


とんでもないカン違い


されたら
ひっじょ~~に心外なので、


留守電のメッセージは
いちいちデリート。

件数をもとに戻す。



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