先生＋生徒－学校【67頁】＋【160頁】

「なんでよ、大事だよ先生！！優秀だよ、凄腕だよ」


必要だよ、
とっかかりなんだよ、
唯一の接点だよ、


学校との。



なのに何したの！？この人、

なんでこんな、コトの重大さがわかってないの！？


状況が読めないの！？

ていうか読んでよ、空気！！


「だって、横で聞いてたけど
たいしたこと言ってないじゃない。

もっと何とかしてくれるのかと思った。」


「はあーー！？」



何とかってなによ！？

学校の先生ごときになに期待してんの！？


すがっちゃってんの！？

カウンセラーじゃないっての！！



私は頭に血がのぼりまくって、

真逆で矛盾しまくりの
支離滅裂なことを

支離滅裂だとも思わずに

真っ赤になって叫び続けた。



なに言ってんの、
ほんと今更なに言ってんの、

先生の気も知らないで、
（私だって知らない）

私の気も知らないで、
（そりゃそうだ、知られないようにしてんだから）


なんでこの人はそうなのよ！？



一緒にエキサイトしてたはずのお母さんが、

急に我に返って、まじまじと私を見る。