先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】



ほんとなんでこうなの、ズレてるの、


『世間体』とか、ドラマみたいなこと言うし!!

(ご近所の目だとか、
常識だとか、
そっちの方が
「リアル」過ぎるくらい「現実」に決まってる)


リョースケ先生にオレンジジュースとか出すし!!

(・・・先生、飲んでたな)


先生の横に座るし、
(私と対決する気か!)

さっき部屋に入って
真っ先にテレビに向かうし、
(まず私に用があるんじゃなかったのか!)



お母さんが、おかしな物でも見るような目つきで


私を見てる。


「なに言ってんの?この子・・・」って
いぶかしそうな目をして見てる。


腫れ物にさわるように、
おそるおそる
私の顔色をうかがっている。


「あのね、先生には
ちゃんと言ってあったのよ?

先生「わかりました」って言ってたもの。」


そう答えるしかないに決まってるじゃん!!


怒りのあまり、言葉が出ずに
パクパク口を開く私に、
お母さんは怯えるようにあとずさる。


その冷めた視線は重量バツグンで、

頭が冷えて足元の氷が固まるどころか、

ドカドカ割られて
足場が消えていくような焦りに
私は怯える。



ガタガタ震えて悲鳴が出そうなくらいに怯える。





理解不能、



不審、



畏れ、


忌避、

拒絶、


「理解力ないのも、空気読めないのも、

ありえないのもおかしいのも、


全部全部そっちでしょーー!!」





私はどこも、オカシくない・・・!!






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