先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
私自身は何も変わってないつもりで、
どんどんどんどんヒトの気持ちに鈍くなる。
鈍化して、磨耗して、
無神経に笑いながら悪気なく人を傷つけられる、
ただの凶器と同じになった。
―――・・・学校に、行こう。
外はいつのまにか、青みがかっていた。
黒が薄まり、闇が軽くなる。
まだ夜は、明けてない。
無関心だったり
鬱陶しかったり
くたびれるけど、
ややこしくて、
めんどくさくて、
私をとぎすまして、強くしてくれる、
「・・・学校に、行こう。」
なんだか素直に、そう思えた。